この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2024.04.28
【簡単健康サラダレシピつき】年をとってもバリバリ動ける体へ!野菜を食べることのメリットとは
日本は、男女ともに平均寿命が80歳を超える世界トップクラスの長寿国です。
しかし、健康で自立した生活を送れる期間を表す「健康寿命」は、平均寿命より男性で約9年、女性で約12年短くなっています。
それゆえ、健康寿命を延ばすことに関心が高まっているのです。
健康を維持するなら、「酸化」と「糖化」には要注意!
肉体の老化や加齢とともに健康を損ねるおもな原因は、「酸化」と「糖化」と言われています。
■酸化:ストレス、喫煙、アルコール摂取、紫外線などの影響が主な原因
■糖化:糖質過多な食生活が主な原因
これらを防ぐ最も簡単な方法が、毎日野菜を食べることなのです。
野菜をサラダとして食べる最大のメリットは「酵素」がとれること!
野菜には抗酸化作用や糖化抑制作用のあるビタミン・ミネラル・食物繊維などといった栄養素が豊富に含まれています。
たくさんの野菜を上手に組み合わせて食べることで、将来の健康リスクを下げることに期待できるのです。
また、野菜は生で食べると酵素がとれます。
・体を動かす
・食べ物を消化する
・呼吸
・血液循環
など、酵素は私たちが生きていく上で欠かせないものなのです。
加熱した野菜からは酵素はとれないの?
酵素は熱に弱いという特徴があります。
そのため、加熱処理された食材からは通常より酵素量が減ってしまいます。
だからこそ、酵素を取り入れるためにも生野菜や果物などを使ったサラダを積極的に食べるのがおすすめです。
炭水化物やお肉など食べ過ぎた時はこれを試してみて!
炭水化物やお肉、油もの、美味しくてついつい食べ過ぎた…ということもありますよね。
そんな時、ぜひ食べてみて欲しい野菜があります。
体のために働いてくれる酵素をたくさんとるために、ぜひいろいろな生野菜を食べてみてください。
ご飯、パン、麺などを食べ過ぎた時 | 炭水化物を分解する酵素を持った大根・山芋・かぶ・もやし・にんじん・ブロッコリーなどがおすすめ。 |
お肉を食べすぎた時 | タンパク質を分解する酵素を持った玉ねぎ・大根・納豆・りんご・キウイなどがおすすめ。 |
油ものをとりすぎた時 | 油を分解する酵素を持ったアボカド・トマト・ほうれん草などがおすすめ。 |
酵素をたっぷりとっていつまでも若々しい体へ!お医者さんおすすめ健康サラダレシピ
これからご紹介するのは、健康寿命をのばすためにおすすめな野菜をふんだんに使ったレシピです。
ぜひ試してみてくださいね。
【お医者さんのレシピ】食べ応え満点◎鶏むねパワーで疲労回復!「照りマヨチキンの豆苗サラダ」
鶏むね肉は、体を疲れにくくする「イミダゾールジペプチド」を含む良質なたんぱく質源。
さらに赤ピーマンやキャベツといったビタミンCたっぷりの野菜を組み合わせることで、鉄分の吸収率もアップ!
カラフルな食材を豊富に使用しているので、食卓もパッと華やかになりますよ。
【お医者さんのレシピ】簡単おつまみで手軽に健康対策◎「青じそとパルメザンの豆腐サラダ」
豆腐には、コレステロールや血圧が気になる方へおすすめの成分「リノール酸」がたっぷり!
さらに青じそやパルメザンチーズにも健康リスクを予防する成分が入っています。
【お医者さんのレシピ】栄養満点食材で体をサビから守る!「ほうれん草とわかめの中華風大根サラダ」
このメニューに含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用を発揮!
豊富なミネラルで血中のコレステロールを下げる働きにも期待できます。
さらにごまやごま油に含まれるセサミンで活性酸素を抑制します。
関連書籍
お医者さんと野菜屋さんが推奨したい一生健康サラダ
ビタミン・ミネラル・食物繊維など、野菜には体を酸化から守ったり、糖化を抑制する栄養素が豊富です。
そんな野菜の栄養素を効果的にとれるお手軽レシピ40品掲載。病気に負けない元気な体を作りましょう。
この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
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