【勝手にリンパが流れる体へ】締め付けすぎはNG！丁寧な正しいケアで内側から美しく健康な体へ

ガードルやヒールの高い靴は、スタイルアップさせてくれるアイテム。
身につけることでスラっと見えて、おしゃれがもっと楽しくなりますよね。

ですが、長時間の着用が続くと体に負荷がかかってしまうので、できるだけ短時間の使用がおすすめです。
そしてガードルやハイヒールなど締め付けるアイテムを使った日は、体をゆるめるケアを入念に。
丁寧に、正しく整えれば誰もが美しく・健康的になれますよ。

緊張した筋肉をゆるめてリンパの流れを回復させよう

ハイヒールは足をきれいに見せるためには素敵なアイテムですが、やはり、足に負担がかかってしまい、外反母趾や内反小趾の原因になってしまいます。
普段はスニーカーなど平らな靴を履き、ハイヒールはおしゃれしたい日だけ、というように限定的にするのがよいでしょう。

ハイヒールを履いている時はかかとを常に持ち上げているので、ふくらはぎは極度に緊張し、足全体の筋肉が縮こまっています。
そのため、ハイヒールを履いた後は、しっかりとケアをして緊張した筋肉をゆるめることも大切なのです。

ハイヒールを履いた日におすすめ！足をゆるめるケア

まずはアキレス腱を伸ばした後、足の指一本一本を回します。
親指は内回し、残りの4本は外回しに。
さらに、足の指と手の指を握手させて足首をまわしましょう。

ガードルを履いた日におすすめ！横隔膜をゆるめるケア

きれいなボディラインを作ってくれるガードルは、着用するとお腹周りの血流が悪くなってしまうため、日常的に使用するのは避けたいものです。
ハイヒール同様にどうしてもお腹周りをスッキリと細く見せたい時だけ限定的に使用すると心がけて。
そして着用後は、横隔膜をゆるめる大腿骨揺らしでリンパの流れを回復させましょう。

＜1分でできる！大腿骨揺らし＞
太ももからの微振動で横隔膜をゆるめてあげましょう。
横隔膜のポンプ作用で血流もアップするので、顔色もぐんとよくなり、若々しい印象になりますよ！

1.仰向けに寝て足を開く

横になり、全身の力を抜いてリラックス。
足は肩幅より少し広めに開きます。
腕は手のひらを上にして自然に下ろし、軽く息を吐きます。

2.右手は左側の肋骨のあたりに、左手は左側の股関節の上におく

左足をゆるめる際は、左手を左足の股関節に、右手を横隔膜(肋骨の下)に当てます。
ゆるめる場所が振動でかすかに動くのを手のひらで感じてみてください。

3.左太ももを静かに揺らす
かかとを軸にして太ももを左右に揺らします。
足からの振動を左手で感じながら、最初は小刻みに、徐々に大きく揺らします。

4.足にキュッと力を入れてそのまま4秒キープ
つま先・ふくらはぎ・太もも・お尻・腰の順に力を入れ、そのまま4秒キープしてからストンと脱力します。
※2回行う

5.かかとを持ち上げ、床に落とす

かかとを少し(床から3～5cm)持ち上げ、かかとを床にトンと4回落とします。
床に落ちたときの振動が股関節・横隔膜へ伝わります。

※2～5を右足も同様に行いましょう。

体の内側から温められる体を目指そう

ハイヒールやガードルの他にも、着圧ストッキングもなるべく使用を控えたいもののひとつ。
お医者さんからの指示で医療的に用いる場合は除き、ただ足のむくみを取るために夜寝る時に着圧ストッキングを履くのはあまりおすすめできません。

「足が冷たいと寝付きが悪くなるので、寝る時も靴下をはきたい」という人は、シルクやコットンなど、天然素材のふわっと足を包むようなゆる靴下やレッグカバーを選んで。
また、リンパがスムーズに流れる体を作ることで、こうした手足の冷えは改善し、寒さに強くなり、下着や靴下を特別に温かいものにする必要はなくなります。
リンパケアで寒くない体、自分自身の力で温かくなれる体を目指しましょう。

また、外からの力で、美しさや温かさを手に入れようとするよりも、本来、私たちの体が持っているものを最大限に生かすほうが、ずっと効果が高く持続性があります。
丁寧に正しく整えれば誰もが美しく・健康的になれるということをお忘れなく！