この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2023.05.21
【お医者さんのコラム】体をサビや焦げから守る!脳と肉体の老化をストップさせる野菜とは
「老化」は、誰にも起こるものですが、そのスピードや受ける影響は人それぞれ違います。
老化の原因として挙げられるのは、体の「酸化」と「糖化」です。
簡潔に説明すると酸化は体が「さびる」ことで、糖化は体が「焦げる」こと。
体と脳の老化をストップさせるには、酸化と同時に糖化を防ぐことが大切なのです。
抗酸化作用のある食材
抗酸化作用が高い食材の代表格は、緑黄色野菜。
これらには、ビタミンACEが豊富に含まれています。
それぞれ健康に欠かせないビタミンですが、これら3つのビタミンは組み合わせてとることで、より効果が高まります。
さらに、ポリフェノール、αリポ酸、リコピン、グルタチオン、アスタキサンチンなどが含まれた食材はも体のさび取りに欠かせません。
<食材例>
・ビタミンA(βカロテン):かんきつ類、スイカなど
・ビタミンE:アボカド、モロヘイヤなど
・ポリフェノール:そら豆、さくらんぼなど
・グルタチオン:アボカド、グレープフルーツなど
・アスタキサンチン:えび、かに、サーモンなど
糖化抑制作用のある食材
体を焦げから守るなら、食物繊維、シナモン、クミン、バジル、黒こしょうなどを取り入れるのがおすすめです。
ビタミンACEを含む野菜やポリフェノール類をたっぷりとって、元気で若々しい体を維持していきましょう。
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この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
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