この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2023.08.31
【お医者さんのコラム】水溶性食物繊維を含む野菜で腸内環境をベストバランスに!
腸内には、1,000種1,000兆個以上の腸内細菌がびっしり張り付いていて、まるで植物がすき間なく生えているように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。
腸内フローラを構成する細菌のバランスは、「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」がベスト。
善玉菌優位な状態の腸内環境をキープすることで、健康な体を目指しましょう。
食物繊維をとると腸内環境にどんなメリットがある?
「お腹の調子を整えるために、食物繊維を積極的にとろう!」
TVや雑誌、SNSなどで食物繊維について色んな情報を見聞きする機会がありますよね。
食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維・水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。
腸内環境を整えるなら、水溶性食物繊維が豊富な食材をとることがおすすめ。
さらに発酵食品やビタミン類などを組み合わせると、免疫力アップにも繋がります。
もちろん不溶性食物繊維も便のかさを増やしたり、糖や脂肪を吸着する働きもあるので、バランスよく取り入れてみてくださいね。
腸内環境をベストバランスへ導くためのおすすめ食材
■水溶性食物繊維が多い食材:長いも、オクラなど
■不溶性食物繊維が多い食材:きくらげ、豆類、ごま、切り干し大根など
■ビタミンDが多い食材:きくらげ、きのこ類など
■ビタミンAが多い食材:モロヘイヤ、にんじん、春菊、豆苗、クレソン、のり、わかめなど
■発酵食品:みそ、塩麹、納豆、キムチ、チーズ、ヨーグルトなど
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この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
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