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- 【勝手にリンパが流れる体へ】リンパケアの第一歩!まずは「横隔膜」をほぐす&ゆるめる!
この記事の監修者
LHJリンパケアマスター 木村 友泉
2023.10.24
【勝手にリンパが流れる体へ】リンパケアの第一歩!まずは「横隔膜」をほぐす&ゆるめる!
リンパケアの第一歩は、全身に張り巡らされたリンパの本流、太い幹にあたるリンパが滞りなく流れるようにすることからスタートします。
実際にケアを始める前に、筋肉とリンパの関係をチェックしてみましょう。
どこの筋肉をゆるめて・どこのリンパの詰まりを解消しようとしているのか…それぞれの箇所に意識を集中させるとより効果的です。
横隔膜をケアするといいことだらけ!
横隔膜とは、肋骨の下のほうの骨3本分くらいの内側に、ドーム状に張っている膜状の組織のことをいいます。
ちょうど胸腔と腹腔の境にあたります。名前に「膜」とつきますが、その実態は筋肉で、縮んだり伸びたりして上下に動くことで、呼吸を司ります。
この横隔膜をゆるめることで、
■顔や全身のむくみ
■たるみ改善
■自律神経を整えられる
といった効果が期待できるのです。
リンパがスムーズに流れる状態を作り体の調子を整えることで、一生美しく機能的な体を保つことができますよ。
横隔膜をゆるめるとリンパが集まる「乳び槽」が刺激される!
みなさん、「乳び槽」というものはご存知でしょうか。
乳び槽はおへそから指4本分くらい上、みぞおちの奥の方にありかなり背中に近い場所へ位置するリンパ管の親玉です。
リンパによって全身から集められた老廃物は、乳び槽で浄化。
朝は小指ほどの大きさですが、老廃物がたまってくる夜になるとこぶし大くらいの大きさになるとされています。
この乳び槽を刺激することで、リンパの太い幹がスムーズに流れるようになるのです。
横隔膜のケアにぴったりなのは足をゆらすこと!
「横隔膜をゆるめるのに、全然関係なさそうな足を動かすのはなぜ?」と思った方もいるかもしれません。
実は、大腿骨(両足の太い骨)と横隔膜は、大腰筋を介してしっかりとつながっています。
足を振動させることで、<大腿骨→大腰筋>へと刺激が伝わり、横隔膜をゆるめてくれるという仕組みです。
1分でできる!大腿骨揺らし
太ももからの微振動で横隔膜をゆるめてあげましょう。
横隔膜のポンプ作用で血流もアップするので、顔色もぐんとよくなり、若々しい印象になりますよ!
1.仰向けに寝て足を開く
横になり、全身の力を抜いてリラックス。
足は肩幅より少し広めに開きます。
腕は手のひらを上にして自然に下ろし、軽く息を吐きます。
2.右手は左側の肋骨のあたりに、左手は左側の股関節の上におく
左足をゆるめる際は、左手を左足の股関節に、右手を横隔膜(肋骨の下)に当てます。
ゆるめる場所が振動でかすかに動くのを手のひらで感じてみてください。
3.左ふとももを静かに揺らす
かかとを軸にして太ももを左右に揺らします。
足からの振動を左手で感じながら、最初は小刻みに、徐々に大きく揺らします。
4.足にキュッと力を入れてそのまま4秒キープ
つま先・ふくらはぎ・太もも・お尻・腰の順に力を入れ、そのまま4秒キープしてからストンと脱力します。
※2回行う
5.かかとを持ち上げ、床に落とす
かかとを少し(床から3~5cm)持ち上げ、かかとを床にトンと4回落とします。
床に落ちたときの振動が股関節・横隔膜へ伝わります。
※2~5を右足も同様に行いましょう。
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この記事の監修者
LHJリンパケアマスター
木村 友泉
LHJリンパケアマスター。薬剤師。「LHJ 健美研究所」代表。
独自の美容健康理論を応用した美肌、くびれ、小顔セミナーが好評。
メンタルバランスを整え、体の緊張をほぐすリンパケアを駆使して多くの顧客のパーソナルケアにあたっている。
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