この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2022.12.11
【お医者さんのコラム】たくさん当てはまっていたら要注意!あなたはとりすぎていない?塩分チェック
日本人は、現在のところ4000万人以上が高血圧といわれており、そのうち900万人が治療を受けています。かねてから日本人の高血圧の最大の原因は、食塩摂取量の多さだといわれ続けています。
塩分のとりすぎによる体への影響とは
食塩を過剰にとると、血液中の塩分濃度が上昇。すると濃度を調整するために、体内の水分が血液中に集まり、薄めます。その結果、血液の量が増え、血圧が上昇するのです。
さらに、血液中の塩分を早く処理するために心臓は腎臓により多くの血液を送り込み、腎臓以外にもさまざまな臓器に負担をかけることになります。
「つい塩分をとりがち…」そんなあなたは、次の項目をチェックしてみましょう。
たくさん当てはまるほど、とりすぎの可能性があります。
とりすぎかも?!簡単塩分チェック
□毎食、みそ汁を食べる
□麺類を食べたときは汁も飲む
□漬物をよく食べる
□つい味付けを濃くしてしまう
□味を確かめる前にしょうゆやソースをかける
□外食が多い
□市販の弁当や惣菜をよく購入する
□和食を食べる機会が多い
□加工食品(練り物や佃煮など)をよく食べる
□飲酒の習慣がある
あなたはいくつ当てはまりましたか?
高血圧の原因としては塩分のとりすぎ以外にも、運動不足、ストレスなどが複雑に影響し合っていることも多々あります。
そのため生活習慣の要となる食事を見直し、自然と減塩、糖質制限など気を付けるべきことが習慣的に意識できるようになれば、さまざまな高血圧リスクを減らしていけるでしょう。
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この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
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