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ドクター監修

2022.07.21

【お医者さんのコラム】知っているようで知らない「免疫」の仕組みとは

「免疫」は24時間365日ウイルスや細菌から体を守っている

「免疫」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。特にこの数年は、コロナ禍で「免疫力」という言葉をよく聞くようになりましたよね。では、「免疫」はどういうものなのか、体の中でどういう働きをしているのかはご存知ですか。

「免疫」とは、はウイルスや細菌などの「病原体」から体を守る仕組みのこと。私たちの体は37兆個を超える細胞の集合体で、それぞれの役割によって約270種に分類されています。免疫細胞はその分類のひとつで、「体に悪いものは入れない」「体内に存在する病原体や腫瘍は攻撃して体の外に出す」など、毎日新しい細胞に入れ替わりながら24時間365日、私たちの命を守っているのです。
たとえば、インフルエンザや感染症にかかると高熱が出たり、咳が出たりしますよね。それは免疫細胞が体温を上げて高熱に弱いウイルスを攻撃し、咳で体の外に排出しようとするから。つまりそれは免疫細胞が病原体と戦っているサインと言えるでしょう。

免疫細胞は「自然免疫」と「獲得免疫」の2つに分類され、互いに連携して働いています。

・自然免疫系:もともと体に備わった免疫。異物に対してすみやかに攻撃するとともに、異物に関する情報を獲得免疫に伝える。
どんな病原体でも飲みこんでやっつける「好中球」や「マクロファージ」、ウイルスやがん細胞を処理するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)などが自然免疫の代表選手。

・獲得免疫系:一度感染した病原体に対し、その病原体に合わせた攻撃で対応する複雑なシステム。自然免疫でやっつけられなかった病原体に対して、届いた情報をもとに「キラーT細胞」や「抗体」などが強力な攻撃をしかける。

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免疫が正しく機能するためには日々の食事が大切

自然免疫と獲得免疫を正しく機能させるためには、免疫システムを構築する栄養素を十分に摂取することが重要です。けれども現代の日本人は、それらの栄養が欠乏している人がとても多く、特に鉄、亜鉛、ビタミンDの不足は深刻な問題になっています。毎日の食事をおろそかにせず、栄養にも目を向けて、免疫の働きを強くしていきましょう。


この記事の監修者

大塚 亮

おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。

著書:「一生健康サラダ」「脱うつレシピ」「免疫力をあげるレシピ」など。詳細はこちら


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