2021.04.15
【お医者さんのコラム】無意識に摂りがち?心の不調につながりやすい食べ物リスト
イライラや不安感の一因は、糖質の多い食生活
「ささいなことでイライラしたり、落ち込んだりしてしまう」
「何もしたくない、やる気が出ない」
このような心の不調を引き起こす原因のひとつは、糖質の摂りすぎといわれます。
糖質は本来、体のエネルギー源として欠かせないものですが、摂りすぎると血糖値が急上昇し、そのあと急降下するという「乱高下」を起こします。
すると、気分の不安定や倦怠感といった症状が表れやすくなるのです。
今、不調が気になっている方は、次のような糖質の多い食べ物を摂りすぎていないかチェックしてみましょう。
心の不調を感じたら、控えたい食べ物
・ケーキ、アイスクリームなど甘いお菓子
・白米、パスタ、うどん、パンなど精製された炭水化物
・ドレッシング、たれ、清涼飲料水など果糖ぶどう糖液糖 を含むもの
上記のほか、フルーツも摂りすぎには注意が必要です。ビタミン豊富で体によいイメージがありますが、今のフルーツは品種改良されて糖度が上がっています。
スムージーのように搾ると一度にたくさん摂れてしまうので、生で食べるのがおすすめ。量は、1日に握りこぶし1個分 程度にとどめましょう。
糖質を控える工夫をしよう
糖質の多い食べ物を減らすには、次のようなことから取り組んでみましょう。
・小麦粉のかわりにおからパウダーを利用する
・毎食、たんぱく質や食物繊維を摂ることを心がける
・おやつにはナッツやチーズを食べる
まずは1か月 続けてみると、調子が変わってくるのを実感できるはずですよ。
この記事の監修者
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。 著書:「一生健康サラダ」「脱うつレシピ」「免疫レシピ」など。詳細はこちら |
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