この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2023.06.20
【お医者さんのコラム】筋肉と骨を維持してアクティブな体へ!効率の良い野菜のとり方とは
動物性たんぱく質は、野菜と組み合わせてとることで、アミノ酸に分解され栄養素の吸収効率が上がります。きのこ類などのビタミンB群が豊富な野菜や、ほうれん草、レモンなどのビタミンCの多い野菜やくだものと一緒にとることが大切です。
たんぱく質と一緒にとりたいビタミンB群とその働き
肉や魚などの動物性たんぱく質をとる際、ビタミンB群がとれていないと、エネルギーや体の材料が作られにくくなります。食材を上手に組み合わせて、効率よく栄養を摂取しましょう。
■ビタミンB1:脳や神経の働きを正常に保つ
(食材例)さやえんどう、豆苗、ブロッコリー、豚肉、うなぎ、たらこなど
■ビタミンB2:糖質や脂質代謝に必要
(食材例)モロヘイヤ、レバー、牛乳など
■ビタミンB6:たんぱく質の代謝に必要
(食材例)アボカド、モロヘイヤ、バナナなど
■ビタミンB12:血液中の赤血球の正常化に必須
(食材例)かき、さんま、あさりなど
ビタミンB群以外にも!たんぱく質と組み合わせてとりたい栄養素
■パントテン酸:糖質、脂質、タンパク質の代謝を助ける働きをする水溶性ビタミン。
(食材例)アボカド、エリンギ、納豆など
■ナイアシン:パントテン酸と同様に、糖質、脂質、タンパク質の代謝を助ける働きをする。
(食材例)エリンギ、落花生など
関連書籍
お医者さんと野菜屋さんが推奨したい一生健康サラダ
ビタミン・ミネラル・食物繊維など、野菜には体を酸化から守ったり、糖化を抑制する栄養素が豊富です。
そんな野菜の栄養素を効果的にとれるお手軽レシピ40品掲載。病気に負けない元気な体を作りましょう。
この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
記事に関連するタグ
同じカテゴリーのコラム
人気のコラムランキング