この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2022.07.26
【お医者さんのコラム】腸を整えてハッピーに◎幸せホルモン「セロトニン」は腸活で増やせる!
幸せホルモンのほとんどが腸内で作られている!
「幸せホルモン」でおなじみの「セロトニン」は、精神を安定させストレスを軽減させる効果があります。しかしセロトニンが不足すると、怒りやすく、時間が経ってもそれを抑えられなくなってしまうのです。
同じ毎日を過ごすなら、できるだけ穏やかな気持ちでいたいですよね。そんなセロトニン分泌のカギを握っているのは、なんと「腸」。セロトニンの大半は腸内で作られています。つまり、腸活で腸内環境がよくなると、セロトニンの分泌が活発になり、脳は幸福を感じやすくなります。起床後に朝日を浴びると気持ちよく感じるのは、太陽光が網膜に入りセロトニンが分泌されるというメカニズムからです。
気持ちを鎮めるホルモンも腸で作られる
セロトニンの他にも、腸内では「GABA(γ-アミノ酪酸)」というホルモンを分泌する菌があることも分かっています。GABAとは、主に記憶や空間学習能力に関わる脳の器官である「海馬」や小腸で働いて、鎮静・抗痙攣・抗不安作用があります。
近年、便秘がちの子供が増えています。それと同時にキレやすい、落ち着きがないなどの症状が増えているのは、食生活が主原因とされ、これらのホルモンが少ないことが考えられます。
腸活は、ダイエットに有効なだけではなく、精神を安定させるという面でもおすすめです。腸に良い食材を取り入れるなど、まずはできることから始めていきましょう!
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この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
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