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【ドクター監修】食べ過ぎや運動不足のせいじゃない! 肥満急増の真犯人は?

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世界中で肥満の人が爆発的に増えだしたのは、ここ30年の間です。

なぜ、こんなに肥満の人が増えているのでしょうか?

肥満は、「食べ過ぎ」や「運動不足」が原因のひとつと言われていますが、果たして、本当にそれだけの理由でしょうか?

たとえば、アメリカでは、成人男子の肥満率が3倍以上に上昇し、なんと成人男子の半数以上が肥満と言われています。
こんなにたくさんの人が運動もせず、好きなものをたくさん食べている……とは、考えにくいですよね。

さらに不思議なことに、アメリカやヨーロッパなどの先進国だけでなく、食糧不足が問題となっている発展途上国でも肥満率が増加しているのです。

この世界的な肥満率増加のカギを握るのは、近年の食の変化です。
実は、ここ30年の間に劇的に摂取量が増えたものがあります。
それは、「糖質」です。
どれくらい増えたかというと、清涼飲料水の味付けなどに使われる「果糖」の消費量は30年で2倍に。また、「ショ糖」(いわゆる白砂糖)は、1日200g近く摂っているのです。

糖を食べ過ぎると、血液中に糖が増え血糖値が急上昇します。そのとき、肝臓からインスリンが分泌され血糖値を抑えようとして、糖をどんどん脂肪に変えていきます。

これが、肥満につながるメカニズムです。

同じ糖でも、果糖は「血糖値が上がりにくい」というイメージがあります。

しかし、果糖は血糖値を上げない代わりに、肝臓で代謝するときに、すべて中性脂肪になってしまいます。それが、内臓脂肪として蓄積され結局は肥満につながるというわけです。

果糖はコストの安さと甘みの強さから、清涼飲料水、お菓子、ドレッシングなどさまざまな食品に添加されています。知らず知らずのうちに、摂りすぎていることが多いのです。

食べ過ぎているわけでもないのに、「なんで太るんだろう?」とお悩みの方は、ふだん食べているものの中に含まれる糖質に注目してみてください。糖質を減らすなら、食品表示もチェックするといいですよ。


この記事の監修者

大塚 亮

おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。

著書:「一生健康サラダ」「脱うつレシピ」「免疫力をあげるレシピ」など。詳細はこちら

 

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