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医師・専門家監修

2020.08.17

【ドクターズコラム】過ごす場所に合わせた熱中症対策

全国的に30度を超える日々が続いていますね。熱中症はどう対策するのがいいのか、金の菊芋でおなじみのお医者さん大塚先生に熱中症対策を聞いてみました。

外出先と室内で対策方法をチェック。
熱中症対策

外出先での熱中症対策

飲み物を持ち歩く

水筒を持ち歩き、のどが渇いていなくても、10~30分に1回水分を取りましょう。汗をかいた後は、食事などで塩分もほどよく摂るようにしてください。経口補水液もオススメです。

衣服を工夫する

麻や薄い記事の風通しのよい服を身に着け、帽子や日傘で直射日光から身体を守りましょう。特に暑い日の外出は冷却シートを首や脇に貼るのもGOOD!

 

涼しい場所を利用する

日陰に入っていても気温が高いと危険です。施設や店舗などエアコンのきいた場所で、10~30分に1回休憩をとりましょう。いざというときのために場所を知っておくと安心ですね。

室内での熱中症対策

水分をこまめに飲む

のどが渇いていなくても、水分を取りましょう。コップ1杯程度の常温の水や麦茶などを1日8回飲むのがオススメです。暑いとキンキンに冷えた飲み物を飲みたくなりますが、内臓を冷やしすぎてしまう場合があります。室内であれば常温か、やや冷たいくらいにしましょう。

 

部屋を涼しくする

部屋の目立つところに温度計や湿度計を置き、28℃を超えたらエアコンや扇風機で部屋を適度に涼しくしましょう。日差しをさえぎったり、風通しを良くしたりするのも効果的です。

睡眠環境を整える

夜中のトイレが面倒でも、寝る前にコップ1杯の水を飲んでから寝るようにしましょう。夜中に水分補給ができるよう、枕元に水を置いておくのも忘れずに!
睡眠中に熱中症になる場合も多いので、エアコンを活用しましょう。

暑さに負けない身体を作る

疲労を回復するビタミンB1、ビタミンC、体温を下げるカリウムなどを積極的に摂りましょう。豚肉、大豆食品、にんにく、赤ピーマン、キウイフルーツ、ほうれん草、海藻類、モロヘイヤなどを食事に取り入れてみてくださいね。

 

少しでも体調不良を感じたら

めまいや頭痛、だるさなどを感じたら我慢せずに助けを求めましょう。

「このくらい大丈夫!」と頑張りすぎないでくださいね。
※水分やカリウムは摂りすぎてもよくありません。身体に合った量はかかりつけのお医者さんにご相談ください。


この記事の監修者

大塚 亮

大塚医院院長。医学博士。循環器専門医。オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(O N D)認定医。

1971年生まれ。大阪市立大学医学部卒業。
大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia Presbyterian Medical Center、西宮渡辺心臓血管センター勤務を経て、大塚医院に勤務、2014年同医院の院長となる。

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