この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2023.10.26
【お医者さんのコラム】食物繊維とあわせてとりたい!血糖値コントロールに欠かせない栄養素とは
食後の血糖値上昇が気になる方へ特にとっていただきたいのが「食物繊維」です。
ひと昔前までは体に不必要なものと思われていたのですが、現在は「第6の栄養素」として重要視されています。
なかでも、菊芋などに含まれる「水溶性食物繊維」は腸内で粘性を増してゆっくり移動することで糖質の吸収をゆるやかに。
食後の血糖値の急上昇を抑制する働きが期待できるので、血糖値コントロールには欠かせません。
糖質の多い食事をしている方へ!食物繊維+「マグネシウム」「亜鉛」も取り入れよう
食物繊維の他にも血糖値コントロールに欠かせない栄養素があります。
まず覚えておきたいのが、海藻類・豆類・魚類などに含まれる「マグネシウム」。
血糖値上昇を抑える働きのほか、健康リスク予防も期待できる栄養素です。
1日に必要な摂取量は男女ともに年代により異なりますが、成人男性:320~370mg、成人女性:270~290mgとされています。
また卵黄・ラム肉・牡蠣などに含まれる「亜鉛」も健康維持には必須。
1日に必要な摂取量は、成人男性:10mg、成人女性:8mgとされています。
どちらも体内では貯蔵できない栄養素なので、毎日の食事でこまめにとるように意識してみましょう。
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この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
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