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この記事の監修者
タレント 今村 敦子
2023.11.10
【ストレスが消えるコミュニケーション術】考えすぎによる不安は「なくす」のではなく「上手に扱う」!
家族など特定の人とはスムーズに話せるのに、その他の人とはうまくコミュニケーションがとれない・・・といった経験がある方はいませんか。
このような時は、「考えすぎ」が癖になっている場合が多いようです。
軽い雑談のなかでも、「こんなことを言ったら失礼かな」「私の話なんてつまらないし」などあれこれ考えているうちにいつの間にか会話が終わってしまっていたということもあるかもしれません。
同様に、自分が誰かに話しかけたいなと思ったときも「無視されたらどうしよう」「私なんかが話しかけたら迷惑かな」などと迷ってしまい、「何も言わないこと」「誰にも話しかけないこと」が一番の安全策になっている人もたくさんいます。
この「考えすぎ」はとてももったいないことなのです。
もったいないと分かっているのについついマイナスの考えが浮かんできてしまう…
そんな方は、ぜひ一度その感情や気持ちを書き出してみましょう。
頭の中でぐるぐる回っている内容を可視化することで、客観的・俯瞰的に眺めることができます。
では、この「考えすぎ」の正体っていったい何なのでしょうか。コミュニケーションに不安を持たないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
ネガティブな想像は言葉や行動を奪う
頭の中で混沌とする考えや感情を一つずつ書き出してみると、その正体はネガティブな思考をもたらす「不安」であることがわかります。
「こんなことを言ったら笑われるかも」「嫌われたらどうしよう」といった心配事で頭がいっぱいになってしまうと、心が曇ってしまいますし、笑顔も出てきませんよね。
このように不安は心の中でどんどん大きくなり、言葉や行動を止めてしまうのです。
不安でいっぱいになっていると、相手が目の前にいるのにも関わらず、自分の心の声ばかりに気を取られる状態に。
それがクセづいてしまうと、何も良い結果を生みません。
「不安」の上手な扱い方とは
不安の出どころは不確かであいまいなことがほとんど。
誰しも自分の内側に抱えたコンプレックスや先入観、警戒心などに刺激されると、不安な気持ちでいっぱいになります。
しかし、不安の扱い方を知っていると、目の前の人とのコミュニケーションをしっかり楽しめるようになるのです。
不安と上手に距離を置く自分をイメージしてみる
コミュニケーションスキルの高い人は、不安が顔をのぞかせても決して囚われることはありません。
あえて見過ごしたり、脇に置いたりするなどしてコミュニケーションに集中しています。
「シッシッ」と頭のなかから追い出したり、もう一人の自分を頭のなかに登場させて不安の芽をポイと捨てる等でもOK!
子どもじみていると感じるかもしれませんが、実際にイメージしてみることはとても大切です。
コミュニケーションはキャッチボール!軽やかに返し合うだけでOK
キャッチボールと聞くと「上手に返さねば」とついつい力んでしまう人はいませんか。
これをコミュニケーションの場に置き換えると、「気の利いたことやおもしろいことを言わなければ」と思っていることと同じです。
しかしコミュニケーションにはそのようなルールはありません。
ビーチボールのようにポーンポーンと軽やかに返し合っていれば、いつの間にかその場が和やかになり、楽しい気持ちで過ごせるものです。
話すのが苦手、という方は聞き上手の素質あり◎相手の話を丁寧に優しく聞くことも立派なコミュニケーションスキルですよ。
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この記事の監修者
タレント
今村 敦子
5年間の広告代理店勤務を経て、テレビラジオの世界へ。
局の垣根を越えて様々な番組でキャスター、リポーター、パーソナリティを務め、今年でデビューから20年目を迎える。
その他 各種イベントMC、ナレーション、コラム執筆、講演、セミナー講師など北部九州を中心に活躍中。
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