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医師・専門家監修

2021.11.23

【お医者さんのコラム】美肌になるには「栄養を足す」!今日から実践したい、食べるスキンケア

肌状態を改善したいなら「栄養を足す」食生活にシフト!

ハリ、うるおい、透明感……すこやかな美肌を目指すなら、肌を作る細胞が働くのに不足している栄養素を、毎日の食事でしっかり「足して」いくことが大切です。

現代の日本には、糖質に偏った手軽な食事や自己流ダイエットなどによる「質的栄養不足」に陥っている人が、とても多くみられます。
カロリーは足りていても栄養が足りていないと、体は正常に機能できません。すると、ターンオーバーの乱れや、肌のバリア機能の弱まりなどを引き起こし、結果的にさまざまな肌トラブルにつながってしまうのです。

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毎食、たくさんの種類の食材からまんべんなく栄養をとろう

体に不足している栄養素を食事から補うことで、肌トラブルや体の不調を根本解決していく治療法「オーソモレキュラー栄養療法」では、野菜1/2・たんぱく質1/4・全粒穀物1/4の食事を推奨しています。
ポイントは、毎日たくさんの種類の食材をとる意識を持つこと。栄養素は相互に関わり合って働くものなので、偏りのないよう、まんべんなくとることが大切です。なかでもたんぱく質は、肌をはじめ全身の細胞の材料となる重要な栄養素。日本人に不足しがちなので、重点的にとりましょう。

また、レトルト、インスタントなどの加工食品を減らすことも、オーソモレキュラー栄養療法で推奨されているルールです。加工食品に含まれる食品添加物は、体内に活性酸素を発生させ、細胞を傷つける原因となってしまいます。

高価な化粧品や美容医療に頼る前に、まずは毎日の食事を見直してみましょう。食事が変わると、肌も土台から大きく変わっていきますよ。

 


この記事の監修者

武田 りわ

タケダビューティークリニック(皮膚科・美容皮膚科)院長。皮膚科専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。
「美肌は人を幸せにする」を理念に、西洋医学を基礎とする美容医療に栄養医学を取り入れ、体の外側と内側からのケアを提案している。
肌の老化を治すだけではなく、老けにくい健康な肌作りが得意。日本皮膚科学会・日本臨床皮膚科医会・日本美容皮膚科学会・日本抗加齢医学会に所属。

著書:「美容皮膚科医が教える食べて美肌になる糖質控えめご飯」がある。

関連書籍

「美容皮膚科医が教える食べて美肌になる糖質控えめご飯」

著者 武田りわ

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