この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2023.09.05
【お医者さんのコラム】健康な体を作る!食事のとり方&生活習慣12のルール(後編)
みなさん、ダイエットをする時はどんなことに気を付けていますか?
栄養の偏りがないか、食べ過ぎてないかなど、まずは食事内容の見直しから!という方が多いかもしれません。
私たちの体は日々食べるもので作られているので、食事内容を改善することはとても大切です。
あわせて食習慣や生活習慣も見直してみると、体が整っていき、より良い効果が得られるかもしれません。
ぜひこれからご紹介する12のルールを取り入れてみましょう。
前編・中編に引き続き、今回は後編をお届けします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼前編はこちらから▼
【お医者さんのコラム】健康的に痩せる体を目指す!食事&生活習慣12のルール(前編)
▼中編はこちらから▼
【お医者さんのコラム】健康的に痩せる体を目指す!食事&生活習慣12のルール(中編)
のどが渇いた時は清涼飲料水ではなく、水かお茶を
果糖が「インスリン抵抗性」を招く恐れあり
清涼飲料水は果糖が添加されている場合が多く、内臓脂肪を増やし、肝機能に負担をかけインスリンの働きが悪くなる「インスリン抵抗性」を招きます。そのほか、100%の濃縮還元ジュースや野菜ジュースもなるべく控え、飲む場合は成分表示をチェックしましょう。
夜12時前の就寝を習慣に
肥満が加速!睡眠不足とストレスはセット
質のいい睡眠がとれなかったり、睡眠時間が少ないと、夜に「コルチゾール」というホルモンの分泌が盛んになり、肥満のもとになる高エネルギーな食べ物を欲するようになります。眠る前は脂肪を合成する遺伝子が活発になる時間帯。夜更かしで夜食に手を出す前に布団に入り、睡眠不足にならないように心がけましょう。また、毎日の質のいい睡眠はストレスもリセットします。
生活の中に運動習慣を取り入れる
運動習慣は血糖値コントロールにも有効
糖質は貯蔵タンクの上限を超えると脂肪に変わりますが、運動により筋肉量を増やすことで貯蔵量が増えるため太りにくくなります。すき間時間にスクワットや軽い筋トレ習慣を身につけましょう。また、食後の散歩など軽く体を動かすことで、血糖値の上昇をおさえることができます。
ストレスは溜めこまずこまめに解消を
ストレスが多いと意図せず太りやすい食生活に
人間の脳はストレスを感じると、「ストレスに対処せよ」という指令を出します。その時に分泌される「コルチゾール」というホルモンは、糖質や脂質たっぷりの高エネルギーの食べ物が食べたくなるように働きかけるのです。ストレスが多いとコルチゾールの分泌が盛んになり、必然的に太りやすい食生活になるので、日々のストレスは入浴などでリセットしましょう。
関連書籍
お医者さんが考えた痩せる朝ごはん
【ダイエットの新常識】朝食をしっかり取ることで、1日の血糖値をコントロール!
忙しい朝でもパパっと作れるレシピ71品掲載。現役医師によるダイエットのコツや太るメカニズムの解説つき。
この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
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