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医師・専門家監修

2021.02.04

【お医者さんのコラム】いま、現代人に「栄養不足」が増えている?

多忙、極端なヘルシー志向…現代人のアンバランスな食生活

「栄養不足」というと、大昔のことというイメージがあるかもしれません。ところが、いつでも食べ物が手に入る時代のいま、栄養不足に陥る人が増えているのをご存じですか?

その原因とみられるのは、多忙・ヘルシー志向といったライフスタイルにともなう、食生活の変化です。

・ランチはすぐ食べられるおにぎりやパスタなど、炭水化物だけで済ませがち

・体重管理のために、野菜中心の食事を意識している

・脂質を摂らないように、肉や油を避けている

このような、偏っている・足りない食事が、「現代型栄養不足」を引き起こすといわれているのです。

 

栄養不足がもたらす、さまざまな不調

栄養不足になると、「不定愁訴」と呼ばれる症状が出ることがあります。

具体的には、「めまいや頭痛がする」「体がだるい」「冷えやすい」といった程度の漠然とした不調で、病院で検査を受けても特に病気や異常は見当たらないのが特徴です。

なぜ、栄養不足がこの不定愁訴を招くのかというと、栄養素には体のさまざまな機能を維持・調節する役割があるからです。

たとえば鉄は、全身に酸素を運ぶヘモグロビンの材料となっています。そのため、足りなくなると酸素不足からめまいが起きたり、だるさや疲れが出たりしやすくなるのです。

このような、栄養不足からくる不定愁訴を放っておくと、気分の落ち込みや不安感といった精神面の不調や、大きな病気につながる場合もあるので注意が必要です。

心身の働きを整えるには、毎日の食事から!

私たちの心身を作っているのは、やはり毎日の食事です。

「いつもなんとなく調子がよくないけれど、病院ではどこも悪いと言われていないからがまんしている」という方は、まず食生活を見直してみましょう。

症状がまだ軽いうちなら、食事内容を正しく整えるだけで改善されていく可能性がありますよ。


この記事の監修者

大塚 亮

おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。

著書:「一生健康サラダ」「脱うつレシピ」など。詳細はこちら


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