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ドクター監修

この記事の監修者

薬剤師 坂井 幸子

2024.04.22

エイジングケアは何歳から始めるべき?代表的なエイジングサインやケア方法を詳しく解説

「エイジングケア」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
「エイジングケア」とは、加齢により変化した肌に合わせたケアのことをいいます。
年齢をかさねるごとに肌トラブルも変わってきたり、改善に時間がかかったりすることもあるので、できれば早めに始めるのがおすすめです。
適切なタイミングで丁寧にケアをしていくことで、いつまでも若々しい肌を目指せますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

エイジングケアを始めるのは何歳くらいからがいい?

年齢とともに肌や体の変化を感じるなかで、いつからケアを始めるべきか悩む方も少ないと思います。では、適切なエイジングケアの始め時はいつなのでしょうか?

20代からのケアは早い?

20代でエイジングケアを始めることは早いのではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、実は早い時期からエイジングケアをすることで、将来的な肌悩みを防ぐことにつながります。たとえば、しわやしみ・くすみや、紫外線によるダメージの蓄積などによる肌トラブルを予防しやすくなるのです。
20代は肌の再生能力が高い時期のため、20代のうちに正しいスキンケアルーティンを確立することで、肌の弾力性やハリを保ち、シワやたるみが出にくくなります。

また、紫外線は肌の老化を早める主要な要因の一つです。20代から日常的に日焼け止めを使うことで、肌へのダメージを最小限に抑えられます。若いうちから適切なケアをおこなうことこそ、肌の健康を維持し、将来の老化のサインを遅らせるためのポイントです。

40代から始めるのは遅すぎる?

40代からエイジングケアを始めても遅すぎることはありません。肌の老化の兆候が40代になると目立つようになりますが、適切なケアを始めることで肌の状態を改善できます。具体的には、保湿や栄養バランスの良い食事、ストレス管理、十分な睡眠などを心がけると、肌の状態を改善できるでしょう。

40代からだと遅いのではないかと感じるかもしれませんが、適切なエイジングケアができれば、十分な効果が得られるといえます。いつ始めるかよりも、継続的なケアとポジティブなライフスタイルの変化が肌と健康にとってはとても大切です。

肌の変化が進む原因

肌の変化が進む原因としては、以下のようなものが挙げられます。

• 肌の糖化
• 誤ったスキンケア
• 紫外線によるダメージ

肌の糖化とは、体の中でタンパク質や脂肪が余分な糖と結びつくこと。主に食生活の乱れが原因となって、過剰な糖分の摂取や血糖値の急激な上昇が肌の糖化を促進するため、野菜やきのこ類から先に食べ、血糖値の上昇を緩やかにする対策がおすすめです。

また、誤ったスキンケアも肌のダメージへとつながり、老化の原因となります。たとえば、肌に合わない化粧品の使用、過剰なクレンジング、肌への摩擦などは、肌のバリア機能低下やターンオーバーの乱れなどを引き起こします。

そして、紫外線によるダメージも肌の変化を進めてしまう原因の一つです。紫外線にはUVAとUVBの2種類があり、UVAは肌の深い層まで到達して肌の老化の原因となり、UVBは肌の表面に影響を与え、日焼けや日焼けによる赤みやしみの形成を引き起こします。

エイジングケアが必要な肌のサイン

年齢とともに、肌悩みや肌状態はどんどん変化していきます。若い頃は皮脂やニキビに悩むことが多い一方で、年齢を重ねるにつれて乾燥やフェイスラインのたるみなどの悩みが増える傾向があります。
乾燥や肌表面のキメが荒くなったり、肌の表面がごわごわしたりといった肌の変化を感じている方もいるのではないでしょうか。 続いて、エイジングケアが必要な肌のサインについて解説します。

乾燥

肌が乾燥するのは、肌の水分保持能力の低下によるものです。年齢を重ねていくと肌のターンオーバーが遅くなり、保湿力が徐々に低下していくのですが、肌が乾燥した状態ではシワやしみ、くすみ、そしてたるみなどの肌の変化がどんどん進んでいってしまいます。
そして、乾燥が続くと、肌の表面はごわつき始め、乾燥小ジワを引き起こす原因となります。「肌が乾燥しやすくなった」「化粧ノリが悪くなった」と感じる方は、肌が乾燥している可能性があるので、注意しましょう。

しみ

しみができるのは、肌の生まれ変わる力である「ターンオーバー」が弱まるためです。年齢とともに、血流が悪くなり、肌の細胞が必要な栄養を得られなくなるため、肌のターンオーバーが遅くなり、しみを形成するメラニンが肌にたまりやすくなります。
しみが増えたり、濃くなったりするエイジングサインが表れている方は、ターンオーバーが原因となっている可能性があります。

しわ・たるみ

年齢を重ねるにつれて血行が悪くなるため、肌のコラーゲンが不足し、肌が新しいコラーゲンを生成する力が弱まります。その結果、肌のハリが失われ、しわやたるみができやすくなります。
また、表情筋の老化や筋力低下によってしわができることもあり、太ったわけでもないのに二重あごになったり、フェイスラインがもたついたりする場合には、たるみが起こっているサインといえます。肌のハリがなくなると、重力に負けてたるみが生じることがあるため、コラーゲン成分が入っているスキンケア製品などを使用すると良いでしょう。

くすみ

加齢とともに、肌表面にある水分量が減少していくと、肌の色がくすんで見えることがあります。加えて、皮膚がざらついてくると、肌の明るさが失われ、黄色みが目立つこともあるでしょう。
肌の黄色みが目立つ方、ファンデーションの色が合わなくなってきた方は、くすみが進行している可能性があるので、くすみ改善のエイジングケアに取り組んでみてくださいね。

エイジングケアって何をしたらいい?

「エイジングケアが必要な肌のサイン」に当てはまる項目はありましたか?年齢を重ねるにつれて、肌が変化していくことは自然なことですので、心配しないでくださいね。
エイジングケアは肌の変化に対処し、健康で若々しい肌を保つことですが、具体的に何をすればいいかがわからない方も多いと思います。続いて、エイジングケアの方法について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

しっかりと保湿をする

前述のとおり、年齢とともに肌の水分量や皮脂の分泌量は減少していくため、水分と油分のバランスを保つことがとても重要です。しっかりと保湿をするには、まず化粧水で肌に水分を与え、そのあとに乳液やクリームで肌のうるおいを閉じ込めましょう。
なお、保湿力の高いスキンケア用品が望ましく、以下のような保湿成分が入っているものがおすすめです。

• ヒアルロン酸
• コラーゲン
• セラミド

さらに、エイジングケアに力を入れるのであれば、化粧水・乳液とあわせて美容液を追加するとより効果的です。保湿効果に加えて、美白やシワ改善の効果が期待できる美容液を選ぶことで、さまざまなエイジングケア効果が得られるでしょう。

肌の摩擦に気を付ける

摩擦によって肌表面の角質が削られると、肌が乾燥しやすくなり、敏感肌や肌荒れの原因となります。肌をゴシゴシこすったり、クレンジングをしすぎたりすると、肌にダメージを与えてしまうため、摩擦には十分気をつけましょう。
洗顔の際は、こすらないように泡で優しく洗うことを意識し、水気を拭き取る際は柔らかい清潔なタオルで優しく押し当てるように心がけてみてください。スキンケア時は、手のひら全体で顔を包み込むように浸透させていくのもポイントです。

紫外線対策

紫外線は肌にさまざまなダメージを与え、肌の老化を早めるため、日焼け止めをしっかりと塗るなど紫外線対策が大切です。とくに日差しが強い日は帽子やサングラス、日傘なども活用して、顔や目を紫外線から保護しましょう。
また、晴れている日に日焼け止めを塗る方は多いかもしれませんが、くもりや雨の日の紫外線にも要注意。太陽が照っていない日でも、一定の紫外線が降り注いでいるので、天気や季節関係なく日焼け止めは毎日塗るようにしましょう。

エイジングケアで取り入れたい美容成分

エイジングケアを目的としたスキンケア用品を選ぶ際は、肌の悩みによってどのような成分が含まれているのかをチェックするのがおすすめです。

• 保湿効果:コラーゲン
• 美白・くすみ効果:ビタミンC誘導体
• しわ改善:レチノール・ナイアシンアミド

保湿効果があるコラーゲンは、年齢とともに肌の水分量や保湿力が減り、乾燥が気になってきた方に適しています。乾燥状態のままでいると、肌のバリア機能が低下してしまうので、肌に水分を与え、保護機能を高めるようにしましょう。

また、ビタミンC誘導体には、美白効果があるといわれており、メラニンの生成を抑制し、既存のシミやくすみを軽減する効果もあります。さらに、肌のトーンを均一化し、明るい肌色を取り戻す効果も期待できるでしょう。

そのほかに、レチノールやナイアシンアミドは、さまざまな美肌効果をもっており、しわ改善、しみ対策や美白などに効果的です。ただし、しわ改善に有効な美容成分を取り入れたとしてもすぐには効果を実感しにくいため、毎日コツコツとエイジングケアに取り組むことが大切です。

エイジングケアで気を付けるポイント

エイジングケアに取り組む際のポイントは、自分の肌に合うスキンケア製品を使うこと。さまざまな美容成分が配合されているスキンケア製品は、エイジングケアの効果が期待できますが、ときには自分の肌に合わないこともあります。
肌に合わないスキンケア製品を使い続けると、肌が炎症を起こしたり、かえって乾燥したりと、肌トラブルが生じる原因にもなりかねないため、新しいスキンケア製品を使うときは自分の肌に合っているかどうか、配合されている成分をしっかりチェックするようにしましょう。

スキンケア以外も重要!エイジングケアのために見直したい生活習慣

エイジングケアの効果を最大限発揮するためには、生活習慣全般もあわせて見直すことが大切です。肌の変化に影響を与える睡眠、食事、運動、ストレス管理などを改善することで、より効果的なエイジングケアを実践できるでしょう。

また、生活習慣の見直しは、肌だけでなく全身の健康にも良い影響を与えることが期待されます。以下では、改善が必要な生活習慣について解説しているので、自分の生活習慣に当てはまっていないか、チェックしてみてくださいね。

栄養バランスが偏ったり不規則な食生活

栄養バランスが偏った食事は、抗酸化作用を低下させ、肌を酸化させてしまう原因となります。肌が酸化すると、くすみやしみ、しわ、たるみなどの肌トラブルを引き起こすため、良質なたんぱく質や脂質、ビタミンが豊富な野菜や果物を積極的にとるように心がけましょう。
もし食事だけで十分な栄養をとるのが難しい場合は、サプリメントで補うのもおすすめです。

夜ふかしなど寝不足

夜ふかしによる睡眠不足は、肌の修復・再生機能を妨げ、肌のターンオーバーを乱してしまうことがあります。とくに、入眠してから3時間は成長ホルモンの分泌が活発になるため、最低でも6時間は睡眠をとるように心がけることが重要です。
なお、睡眠のゴールデンタイムは22時から深夜2時までといわれていますが、午前0時までに就寝すれば問題ないでしょう。良質な睡眠を得るために、ゆっくりお風呂に入ったり、軽めのストレッチをしたり、体を温める飲み物を飲むなどの方法を試してみてください。

水分不足

水分が不足していると、肌の新陳代謝が低下し、老廃物が蓄積されやすくなることから、肌荒れやニキビなどの肌トラブルが発生しやすくなります。対策としては、保湿力の高いスキンケアで肌を潤すだけでなく、こまめに水分補給をして体内の水分不足を解消することがポイントです。
冬場や涼しい日はなかなか喉が渇かないかもしれませんが、気づかないうちに体は水分不足になっていることもあるので、喉が乾く前に水を飲むように意識してみてください。

まとめ

エイジングケアは20代から始めることで、将来的な肌へのダメージを予防することができますが、40代からでも遅くありません。乾燥やしみ、しわ・たるみ、くすみなどのエイジングサインが出てきたと感じたら、保湿効果・美白効果・しわ改善に効果的な美容成分を取り入るのとあわせて、しっかり保湿や紫外線対策をしてエイジングケアを始めてみましょう。
また、エイジングケアにおいては、肌の悩みに合わせた美容成分を取り入れつつ、自分の肌に合うスキンケア製品を使用することが大切。食事や睡眠をはじめとする生活習慣も整えていくと、さらなる効果が期待できます。
今回紹介したことを、始められることから少しずつ取り入れ、肌トラブルの少ない健康な肌を目指しましょう。

この記事の監修者

薬剤師

坂井 幸子

薬剤師。病気の「治療」と「予防」両方大切だと考え、健康と食物の関係を日々研究。
生活の中で体に必要な栄養を補い、正しいコンディションで過ごせるように栄養学の観点から健康と美容をサポートすることを得意としている。

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