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ドクター監修

2020.11.19

【ドクターズコラム】腸内環境を整えて病気を遠ざける

食べたものは胃液や胆汁などで分解され、小腸や大腸で吸収されます。腸の内側(腸壁)は細かいヒダ状になっていて、その表面積はテニスコート1〜1.5枚分もあります。そこに全免疫細胞の約70%が集結し、腸内細菌と協力して口から入ったウイルスや細菌などを体に入れないように守っているのです。

また同時に、免疫細胞は腸管に入ってくる食べものによってひき起こされる、過敏な免疫反応(食物アレルギー)が起こらないようにコントロールしています。
「腸は健康を左右する大事な器官」「免疫細胞は体の防衛部隊」というわけです。

理想的な腸内細菌のバランスとは?

腸内に生息する細菌は100兆個、1000種以上にのぼり、その総重量は1.5kg以上とも言われます。それだけ膨大な数の細菌が、菌株ごとに群衆をつくり腸壁にびっしりと張り付いている姿が花畑のようであることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。

この腸内フローラを構成する菌は、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に大きく分けられます。悪玉菌は腸内で有毒物質をつくりだす悪い菌、善玉菌は悪玉菌の侵入や増殖を防ぎ、腸のせんどう運動を促すなど体にいい働きをする菌です。日和見菌は、善玉にも悪玉にも属さず優勢なほうにつく「日和見する」菌。

その構成比は人によって違い、同じ人でも食生活やストレス、加齢などによって変動します。善玉菌が多ければ良いというわけではなく、「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の割合が理想的。このバランスが崩れると便秘や下痢、がん、感染症、アレルギーなどを招きやすくなるのです。
以下を参考にして、腸内環境を整える食べものを積極的にとりましよう。

 

腸内環境を整える栄養と食べもの

・ 水溶性食物繊維/やまのいも、オクラ、菊いも、キャベツ、大根、海藻類 など
・ 発酵食品/みそ、塩麹、納豆、キムチ、チーズ、ヨーグルト など
・ ビタミンA/レバー、うなぎ、バター、チーズ、卵、緑黄色野菜 など


この記事の監修者

大塚 亮

おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。

著書:「一生健康サラダ」「脱うつレシピ」「免疫力をあげるレシピ」など。詳細はこちら

 

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