この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2024.12.24
【お医者さんのコラム】 冬の健康は腸内環境から!免疫力を高めて元気に新年を迎えよう
今年も残すところあと1週間。
もうすぐお休みに入る方も多いのではないでしょうか。
一年の締めくくりの集大成となるこの時期、元気な体を維持したまま新しい年を迎えたいですね。
空気の乾燥や気温差が大きい冬は特に健康管理に気を付けたい時期ですが、あわせて「免疫力」も意識してみましょう。
大腸には全身の免疫細胞の●%が集まっている!?
「免疫」とは、簡単に説明すると体の防衛システムのことで、体内にウイルスや細菌などの異物が入ると真っ先に攻撃してくれます。
私たち人間は毎日のようにウイルス・細菌の侵入やがん細胞の発生に晒されていますが、ほとんどの人が病気になりません。それは免疫細胞が24時間365日休むことなく働いてくれているからなのです。
病気を防ぐ体を維持するためにも、免疫ケアは欠かせません。
全身の免疫細胞のおよそ70%が集まっているのは、なんと大腸!
つまり腸活をすることで、免疫力アップにもつながるのです。
アレルギーは腸内環境の乱れも原因のひとつ
免疫力は20代をピークに低下の一途をたどります。
ですが、そのスピードは人それぞれ。
腸内の免疫細胞を活性化させることで、低下のスピードを遅くできるとされています。
また、腸内環境の乱れが免疫機能を低下させ感染症などにかかりやすくなります。
さらに花粉症やアトピーなどのアレルギー性疾患や自己免疫疾患を引き起こす可能性も。
腸内環境で善玉菌が優位になるよう、発酵食品や食物繊維など腸内細菌を増やす食材を積極的にとりいれて免疫力を養っていきましょう。
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この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
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