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ドクター監修

この記事の監修者

医学博士 大塚 亮

2022.04.24

【お医者さんのコラム】ある日、突然病気に!?さまざまな病気を引き起こす「高血圧」になるワケ

年齢を重ねると血圧が高くなる、ということはなんとなく知っていても、なぜ血圧が上がってしまうのかその仕組みをご存じの方は少ないのではないでしょうか。

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血圧安定のカギは血管の柔軟性

血圧は、心臓が押し出す力の強さだけでなく、血液量や血管の柔軟性にも左右されます。血管が柔軟な場合、心臓が強い力で血液を押し出しても、血管は広がりやすいので内部の圧力は分散されます。ところが血管が硬くなってくると、血管が自由に広がることができなくなります。そのため血液の逃げ場がなくなり、血管内の圧力が高まる=高血圧になってしまうのです。ゴム風船をふくらませるとき、硬いゴムより、柔軟なゴム風船のほうが力まずにふくらませることができるのをイメージすると分かりやすいでしょう。

血管が硬くなる原因として、以下のようなものが挙げられます。
・加齢によって柔軟性が失われる
・血中の糖化物質や酸化物質が血管内膜に沈着し、動脈硬化(動脈の壁が厚くなったり、硬くなったりして働きが悪くなること)になる
動脈硬化性変化は20代から始まることから、一般的に血圧は年齢と共に高くなるといわれているのです。

年齢をかさねても血圧が低いままの人もいる

加齢により血管が硬くなりやがて高血圧になってしまうとお伝えしましたが、加齢だけが高血圧の原因ではありません。

通常、血管内の血液は一定の量に保たれています。しかし塩分のとりすぎや腎臓の不調などによって血液中の水分が増えてしまうと、血液量のバランスが崩れ、血管に負担がかかり血圧が上がってしまいます。
実際に食塩摂取が非常に少ない地域の人は年をとっても血圧は低いままです。

普段の食生活で塩分をとりすぎていませんか?塩分控えめの食事を心がけることも立派なアンチエイジングです。

高血圧はある日突然、重大な疾病を引き起こすことがあります。自覚症状がなく静かに進行していくため、「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」とも呼ばれています。
血圧が上がる仕組みを知って、今のうちから血管のアンチエイジングを始めていきましょう。

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この記事の監修者

医学博士

大塚 亮

おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。

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