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ドクター監修

この記事の監修者

医学博士 大塚 亮

2023.05.16

【お医者さんのコラム】糖質は多すぎても少なすぎても要注意!糖質が体へ与える影響とは

血糖値というと糖尿病を思い浮かべがちですが、実は血糖値が高すぎたり・低すぎたりするとさまざまな健康被害が引き起こされます。
糖質は体にとって欠かせないエネルギー源のひとつであるものの、とりすぎるとその分蓄積され、体に影響を与えててしまうので注意が必要です。

目次

糖質が引き起こす影響その1:血糖値スパイク

本来血糖値は、食事のたびに上がったり下がったりと変動するものです。
適正な食事をとっていれば、血糖値の変動も緩やかなものとなります。

しかし、ここで気をつけたいのは糖質のとりすぎにより、血糖値が「急変動」してしまうこと。
通常、上がった血糖値を下げる時にインスリンというホルモンが放出され、ゆるやかに下がっていくのですが、急激に血糖値が上がってしまうとそれを下げようとインスリンが多量に放出され、今度は血糖値が急降下。
まるでジェットコースターのように変動する血糖値の様子をグラフにすると鋭角的な線を描くことから、スポーツシューズのスパイクになぞらえて「血糖値スパイク」と呼ばれるようになりました。

血糖値スパイクは血管に傷をつけてしまい、やがて健康リスクを引き起こしてしまうため、血糖値が緩やかに変動するように糖質は適量とる必要があります。

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糖質が引き起こす影響その2:内臓脂肪を増やす

インスリンが働くと血糖値は下がりますが、余った糖質は中性脂肪に変わり脂肪細胞に取り込まれて「内臓脂肪」へ変化します。皮下脂肪にはならないのです。

お金に例えると内臓脂肪はお金をすぐ取り出せる財布で、皮下脂肪は銀行のようなもの。
足りなくなったらすぐ出せるように備蓄してるのが内臓脂肪なので、糖質を断てばすぐに使われ痩せ始めます。

脂質と聞くと、肥満の元凶に思うかもしれませんが、実は内臓脂肪に関係していません。
脂質は食べてもそのまま体内で脂肪になることはなく、余った脂肪は排出されてしまいます。
むしろ脂質をしっかりとっているほうが長寿である、という調査結果も出ているほどです。
問題なのは酸化した油とトランス脂肪酸。これ以外の脂質は植物性、動物性を問わず肥満にはなりづらいとされています。

不安・イライラ…血糖値はメンタルにも影響する

・眠くて仕方ない
・頭痛がする
・やる気が出ない
・イライラする
・不安感が強まる
・集中できない
・怒りっぽくなる
・暑くないのに汗が出る
・気持ちが落ち着かない
といった症状に心当たりはありませんか?
もしかしたら、血糖値が影響しているかもしれません。

先ほど記載したように高い血糖値は体に害を及ぼしますが、血糖値が低い場合も問題が生じます。
低血糖になると動悸や冷や汗といった身体症状だけでなく、不安感などメンタル面の症状も出てきます。

さらに血糖値を上げるために分泌される「やる気ホルモン」と呼ばれるアドレナリンが過剰に分泌されると脳の興奮状態を招き、悪く働くとイライラしやすく怒りっぽくなってしまうのです。

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この記事の監修者

医学博士

大塚 亮

おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。

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