この記事の監修者
医学博士 大塚 亮
2022.07.03
【お医者さんのコラム】血管が若返る!減塩のためにプラスでとりたい8の栄養①
高血圧の治療や予防のため、「減塩」だけ気にかけておけばいいということではありません。
塩分に気を付けることはもちろん、血管を若返らせる、血液の流れをよくするなどの働きがある栄養素を積極的にとり、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
これから、減塩のためにプラスでとりたい8つの栄養素を3回に分けてご紹介します。
今回は第一弾。ぜひ参考にしてみてください。
減塩のためにプラスでとりたい栄養素
1.カリウム
体内の余分なナトリウム(食塩の主成分)の排泄を促して血圧を下げる作用があります。
カリウムは水溶性で、加熱するとゆで汁などに溶け出すため、できるだけ生でとることがおすすめ。
(食材例)ほうれんそう、アボカド、納豆、とろろ昆布、バナナ、いも類
2.マグネシウム
血管の緊張をとき、炎症から血管を防護する役割を果たします。マグネシウムは、食生活の乱れやアルコール、過度な運動、妊娠や腎臓機能の低下のほか、特にストレスが原因で不足するので要注意。
(食材例)海藻、魚介類、きのこ類、アーモンド、とうもろこし、大豆製品、バナナ、ココア
3.ビタミンE
4.ビタミンA
いずれもビタミン類の中で抗酸化作用が強く、動脈硬化の予防に必要とされます。
ビタミンEは酸化しやすい性質を持つため、ビタミンCと一緒にとると効果的です。
(食材例)
・ビタミンE:アーモンド、モロヘイヤ、かぼちゃ、ほうれんそう、うなぎ、いか、ぶり、こめ油
・ビタミンA:レバー(鶏、豚)、うなぎ、焼きのり、モロヘイヤ、にんじん、ピーマン
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この記事の監修者
医学博士
大塚 亮
おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。
オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
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