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【お医者さんのコラム】なぜ塩分のとりすぎはよくない?減塩を薦める理由

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塩分は人間が生きていくために必要な栄養素

私たちの体内の水分(体液)には、一定の割合(0.9%)で塩分が含まれているといわれています。この「塩分」とは、ナトリウムと塩素が結びついた「塩化ナトリウム」のこと。

塩の成分であるナトリウムは、たんぱく質や脂肪と並び、生命の維持に直結する大切な役目を果たしています。たんぱく質や脂肪が体を動かすエネルギー源になるのに対して、ナトリウムは体が酸性になるのを防いだり、消化と吸収を助けたりと、体内のさまざまなシステムの働きを守り、維持するのに役立っています。

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塩分をとりすぎると血中のナトリウム濃度バランスが崩れる

塩分のとりすぎによって起きる体内のメカニズムは、まだ十分に解明されていません。しかし、とりすぎで血中のナトリウム濃度のバランスが崩れることが、血圧の上昇に関係するとわかっています。

私たちの体内では、浸透圧が働いて体液の濃度が一定に保たれています。
浸透圧とは、生物の体内で濃さが違うふたつの液体が細胞膜を隔てて接している場合、薄い方から濃い方に水分が引っ張られる力のこと。
塩分をたくさんとると血液中の塩分濃度が高くなるため、浸透圧の働きにより、血管内に体内の水分が多量にとり込まれるようになります。その結果、体内を循環する血液量が増え、細い血管の壁にかかる抵抗が高くなり、血圧が上昇すると考えられています。

また、血液量が増えると腎臓の処理能力にも負担がかかり、腎臓における交感神経系の異常やナトリウム排泄調整機能の異常を引き起こし、さらに血圧をあげてしまうという悪循環に入ります。

健康を維持するには、塩分摂取量を今の半分に

日本人の1日の平均的な食塩摂取量は9~10gですが、日本高血圧学会では高血圧治療・予防のために、1日の食塩摂取目標を6g未満と定めています。

いきなり半分に抑えるのはむずかしいですが、塩分は人間が生きていくために必要な栄養素。健康のためにできるだけ減塩を心がけ、適切な量の塩分をとりましょう。


この記事の監修者

大塚 亮

おおつか医院院長。医学博士。循環器専門医。オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。

著書:「一生健康サラダ」「脱うつレシピ」「免疫力をあげるレシピ」など。詳細はこちら


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